今月のオススメ本♪新たな目標を見つけるために

こんにちは。

夏とは思えないほど、涼しく比較的過ごしやすいですね。

 

各地では、高校野球の地方大会が行われており、

プロ注目の大船渡の佐々木投手の活躍も楽しみです。

 

高校球児は、全国制覇や甲子園出場など、

それぞれの目標を掲げ、日々チャレンジして

夢に向かっていると思います。

 

皆さんも部活や受験勉強など、自分で目標を見つけ、

努力した経験があるのではないでしょうか。

 

ただ、社会人になるとなかなか次の目標が見つからず、

現状維持で自分自身を満足させようとしている人が

多いと思います。

 

僕自身、社会人になりたての頃は、安定志向で

リスクを取ることはなるべくしたくないという性格でした。

 

 

そんな人へ、これからの道を考える上で

非常に参考になる本を紹介します。

 

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「新世界」 西野亮廣

引用元:https://www.amazon.co.jp/新世界-西野-亮廣/dp/4048964372

 

 

お笑い芸人であるキングコングの西野さんが書いた本です。

今回は、本の一部しか紹介できませんが、 この本には、

・お金の本質

クラウドファンディングやオンラインサロンの可能性

・西野さんのビジョン

がわかりやすくに書かれており、次にすべきことを

新しい時代の流れから示してくれています。

 

 

■守りたいものがあるならお金のことを知る必要がある!

 

お金の話をする人やお金持ちに対して、

いい印象を持っていない人は多いと思います。

僕も、お金持ちの人や社長は、人を蹴落として

上に上がっているようなイメージがありました。

 

私たちがお金や金持ちに対してこのような印象を持ってしまうのは、

一説に昔の政策にあると言われています。

 

江戸時代に徳川家康は、国を支配しやすくするため、

士農工商」という身分制度を作りました。

 

国民が財力を持つと、反乱を起こす原因になると考え、

お金を稼いでいる商人を一番下の身分にしたのです。

 

そうして、「お金を稼ぐヤツは卑しい」というイメージが」作られ

「お金を稼ぐ=悪いこと」だという

現代の日本人の考えにまで影響しているといいます。

 

私たちは、お金について学校で教えてもらえず、

お金の集め方も使い方もよくわからないため、

お金に対して恐怖を抱いてしまっている状態です。

 

お金の不安が大きかったら一歩踏み出せない、

だからまずは、お金について学ぶことが大切だと書かれています。

 

 

■貯金時代から貯信時代へ!

 

西野さんは、これからの時代は「信用」がキーになると言っており、

本の中でも面白いことを書いています。

 

その中でわかりやすい例として、

ホームレス小谷さんという方のことを書いていました。

 

ホームレスですが、毎日好きなものを食べ、世界中旅行しているそうです。

 

芸人としてなかなか売れない彼に、西野さんは

最初はホームレスの生配信を提案し、

小谷さんが実行したところ、かなりの注目を集めました。

 

さらにホームレス社長になって、

一日50円で何でも屋になることを提案しました。

実際、小谷さんは草むしりをやったり、

ヌードモデルをやったり何でもしました。

 

購入者は、さすがに50円で働かせるのは申し訳ないと思い、

ご飯をごちそうして、一緒にいるうちに仲良くなり、

飲みにまで行く仲になります。

 

こうして、小谷さんは労働の対価として、

お金ではなく信用を稼ぎ続けました。

 

 

ある時、小谷さんは、50円で小谷さんの一日を購入した女性と結婚しました。

 

ただ、結婚式を挙げるお金がないということで、

西野さんの提案で4,000円支援してくれた人は

結婚式に参加できるというクラウドファンディングを立ち上げました。

 

すると3週間後には、250万円が集まったのです。

その支援した人は、50円で小谷さんを買ったことがある人達でした。

 

彼らは4,000円ぐらい小谷さんのためなら喜んで!と払ってくれたのです。

困った時に、何も言わず時間や労力を自分のために使ってくれる人が

何人いるだろうかと、とても考えさせられるエピソードでした。

 

 

■これからの時代に大事にしていくことは、嘘をつかないこと

 

西野さんは本の中で、これからは

自分をブランド化することが大事だと言っています。

 

モノが溢れている今、自分の『信用』を付加価値として

商品を販売するサービスが増えてきており、

これからは『信用』をお金に換えて生きる人が増えてくるそうです。

 

つまり、買い物をする時に「何を買うか?」ではなく、

「誰から買うか?」という基準で選ぶ時代になってきます。

 

信用度を上げるためには、西野さんは「嘘をつかない」ことだと言っています。

 

西野さんのスタッフの甥っ子(中学生)は、

素人のおじさんYouTuberの感想を参考にお菓子を選んでいたそうです。

理由を聞くと、おじさんはお菓子の味に対して、

正直なリアクションをしてくれるからと返答したそうです。

 

タレントさんは、演技ができて上手に嘘をつけるから

参考にできないということでした。

 

なかなか嘘をつかず、正直に生きていくというのは難しいですよね。

僕も100%正直にできているかというと、

時々つまらない嘘もついてしまうことがあるかなぁと思います。

 

自分の目標や夢がある人も、これから見つける人も、

『信用を蓄える』という観点で考えると、
より面白いことが浮かぶかもしれません。

 

僕自身もこの本を読んで、これからのことにワクワクしました。

僕も信用を積み上げ、たくさんの人に協力してもらえるような

人間になっていきます。

 


≪本日の格言≫

視野の狭い人は、 我が身を処する道を誤るだけでなく、

人にも迷惑をかける。

松下幸之助