大ヒット商品「キリン ファイア ワンデイ ブラック」を生んだのは、開発担当者の「あの人に届けたい想い」
こんにちは。
いよいよ梅雨到来ですね。
僕の友人は、雨の日でも気持ちが上がるように
オシャレな傘を持って出かけるそうです。
https://osamudaily.hatenablog.com/entry/2019/05/20/070000
ジメジメする日が続く中で、
どうしても仕事へのモチベーションが上がらない人もいるのではないでしょうか。
今回は、心に火をつけるような記事を紹介します。
https://r25.jp/article/683101888987869449
発売から2か月で2000万本という、
驚異的なペースで売り上げを伸ばしているペットボトルコーヒー
「キリン ファイア ワンデイ ブラック」は、
逆境の中でも諦めないという開発担当者、山中さんの熱い想いで生まれました。
引用元:KIRIN公式ホームページ
https://www.kirin.co.jp/products/list/item/softdrink/fire_oneday.html
今回は、もうボトルコーヒーは売れないだろうと
言われている状況に立ち向かった山中さんと、
ある方との対談の記事になっています。
その方とは、同じく逆境の出版業界の中で、
大ヒット書籍を次々連発する幻冬舎の編集者、
箕輪厚介さんです。
■大事なのは、あの人に届けたいという想い
売上を上げようと思うと、
「多くの人が買ってくれるもの」と考えがちですよね。
しかし、そうして作られた商品はスベることが多いので、
ニッチでも「あの人なら買う」と届けたい相手の顔まで
具体的に想像できた商品が売れたりすると
箕輪さんはおっしゃっています。
実際にファイア ワンデイ ブラックは、キリン社員で
1人オフィスに残って
「俺はまだ頑張るぞ! もっとやれる!」と
気合いを入れている人を設定して開発されました。
そんな想いが、ヒット商品を生むことに繋がったんですね。
■1人の熱量がまわりを巻き込む
今や驚異的な売り上げを上げている
ファイア ワンデイ ブラックですが、
最初は重要な会議で賛成してくれる人が
1人もいなかったそうです。
それでも山中さんは、関わるメンバー1人ずつ
火をつけていこうと伝えていきました。
その想いが伝わったのか、中味開発の担当者が
1000本もの試作を繰り返し、ようやく完成したとのことです。
僕も本気のスイッチが入った時、
熱量が周りにどんどんと伝染していった結果、
事業が拡大していったのを経験してきました。
たった1人の力が思いもよらぬパワーを生み出すものですね。
■大事なことは、上司や社内にYesをもらうのではなく、目的をしっかりと持ち続けること
特に大きな企業では、
「上司や社内にYesをもらうのが目的になっていることが多い」
と箕輪さんはおっしゃっています。
「出版業界でも、ダメな編集者は売れ筋ランキングを見て
似たような企画を出したり、
売れている本の傾向からデザインを決めたり、
データにばかり向き合おうとする」そうです。
僕自身、新卒で就職した会社は、ある程度大きな会社でした。
最初は、よりよい商品を作りたいという想いを持っていましたが、
提案しても承認されないということが続きました。
次第にベクトルが社内に向かい、
上に通すために言われるがままの仕事になり、
モチベーションが下がってしまったという経験があります。
本来の目的を見失わず、しっかりと持ち続けることが
良い仕事をするために大切ですね。
壁にぶち当たると逃げたくなる自分が出てきます。
そんな時こそ、なんで頑張っているのかを自分に問い、
本当に届けたい人をイメージして、
熱い想いを持ち続けることが大事だと感じました。
≪本日の格言≫
どんな計画であれ、重要なのはあなたの信念である。
信念なくして、結果を出すことなどは、あり得ない。
ウィリアム・ジェームズ