失敗の捉え方
こんにちは。
今朝も関東では雪が降り、まだまだ寒さが続いていますね。
ここ数年、街中で「anello」のリュックをよく見かけるようになりました。
色や柄などのデザインは様々ですが、開口部に口金が入っており、
ファスナーを開けた時に奥までよく見えるくらい大きく開くようになっています。
荷物がたくさん入る上に丈夫なので、
マザーズバッグとしても人気を集めているようです。
また、香港の有名ブロガーがブログで拡散したことで、
日本だけでなくアジアでも爆発的な人気を得ています。
このバッグを生み出した竹本寛さんは、
anelloを生み出すまでに沢山の経験をしてきたそうです。
https://web.smartnews.com/articles/fAY9F6U3euG
元々はイラストレータを目指していたそうですが、
絵では食べていけないと夢を諦め、今の会社へ就職。
デザイナーとして会社に入るも、当時20人程の規模だったため、
出荷作業や生産指示、検品作業など全ての業務を経験したそうです。
2009年に、今まで出したことのない定価1万円前後の高価格帯のブランドを
一人で立ち上げます。
徹底的にレディースバッグを研究し製品開発していましたが、
これは2年で撤退という結果に終わってしまいます。
そして2014年に転機が訪れました。
元々立ち上げに携わっていたanelloを再度担当することになり、
当時流行り出していた、リュックのデザインを考えていたそうです。
ガマ口状のワイヤーが開口部にはめられているデザインのポーチをヒントに、
機能性に徹底的にこだわったリュックをデザイン。
2009年のブランド開発で培ったバッグデザインの経験がここで発揮されました。
また、イラストレーターを目指していた時にバイトで培った商品陳列の知識などが、マーケティングにも活かされたといいます。
ここまでの成功は夢にも想像していなかったという竹本さんですが、
これまで学んだこと、失敗したこと全ての経験が積み重なった結果だと思いました。
事業は1勝9敗と言われますが、
「失敗や苦労も全て経験になる」というのを体現している
とてもいいモデルだと思います。
そして大事なのは、ただ仕事をやるのではなく、
常に「結果を出す」という姿勢で取り組むこと。
結果を求めるから、失敗した時に改善策が生まれ、成功へ近づくのだと思います。
僕も、結果が思うように出ない時こそ、
達成するまでやり続けることを意識していきます。
≪本日の格言≫
失敗とは転ぶことではなく、そのまま起き上がらないことなのです。